2016年のスクール開講以来、厚生労働省の「スマートライフプロジェクト」に参加しています。
これは、国民の健康をサポートする目的で行なわれているもので、主に食事、運動、禁煙、健診を軸に「健康寿命を伸ばそう」がスローガンの国民運動です。
はじめは個人的な参加でしたが、スクール開講を機に同プロジェクトの活動をカリキュラムにおいても展開し、ローフードや発酵食品に特化した料理教室を運営してまいりました。
2020年には、DICライフテック株式会社とタイアップし【スピルリナLAB】を結成。スピルリナは、JAXAなどでも未来のタンパク源として研究されている藻の一種で、50種類以上の健康栄養成分、タンパク質も必須アミノ酸をバランス良く含んでおり、スプーン1杯で成人の1日の栄養素を摂取できる話題のスーパーフードです。
スピルリナLABでは、その様々な活用法を考案。これまでに70以上のレシピ創作など展開をしてきました。
これらのレシピは、主に、生活習慣病予防を目的とし、5つのジャンルレシピを無料公開しています。もちろん、子供からお年寄りまで幅広い年齢層でも毎日無理なく栄養を補え、健康にアプローチできるものです。
現在も同社からの依頼で、引き続き市場での活用法の提案、試作に取り組み大きな成果を上げています。
健康寿命を伸ばそう!
と言ってもどうアプローチしたら良いのか。
WHOによる健康の定義では
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」
とされています。
スクール開校以来、ブログやSNSで活動を発信していくなかで、ご病気をお持ちの方や回復された後にあらためて食の大切さを感じている方、また、ご家族やご自身が何らかのハンディをお持ちの方など、様々な理由により当スクールにお越しいただいています。
当スクールは食事法を学びたいという目的はもちろんですが、私と同じように実際に料理教室を開催したいという方がとても多いのも特徴です。
健康というものを考えたとき、ヘルシーな食事を提案することは一番大切なこと。
でも、同時にこの料理教室を通して気づいたことは、ご参加いただいている皆様の心のサポートにおいても大きな役割を果たせているということでした。
それは、健康の定義の一つでもある”精神的に社会的に満たされる”ためのお手伝いということ。
食のハンディ、身体的なハンディ、ジェンダーアイデンティティなど様々なお悩みを抱える方も少なくありません。
そういった方々にぜひともご受講いただき、今まで以上に健康で社会の幅広い分野でご活躍いただけることを願って私も日々頑張ってまいります。
安藤千英
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